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イニシャルMの残像 by 7th Hope
イニシャルM 一文字だけで
まだ先頭に現れる
君の名前を見て 胸が粟立つ画面にも
今では慣れたけど
昼と夜を越えて交わしてたメッセージ
いつからか途絶えたまま
こうして徐々に離れてくのかな?
雲間に架かる天使の梯子から
君の歌が聞こえた気がしたけど
今ならまだ後戻りできるだろうか?
そんな勇気なくしてしまった
伝える言葉さえも見つけられず
この街で ひとり
マロニエ並木 人混みを抜けて
たどり着いた 丘の上
教会のテラスから雲を見上げて問う
君は今なにを見てるの?
どんな言葉並べても 虚しくて不自然で
希薄化していく
君が目の前にいた日々の現実感
自分は飛べる いつか飛べるはず
そう信じでここへ旅立ったけど
今ではまるで世界から切り離された
エトランゼ 認めたくないけど
トパーズ色にかすむ地平線の
向こう側 何があるの?
世界が終わればなんて考えても
明日は変わらずにやってくる
雲間に消えた天使の梯子にさえ
面影を探してしまったけど
君とは二度と会うことはないんだと
分かっている 分かっていた
今でも消えることなく
イニシャルMの残像が
不意に現れて
手のひらの上 僕を嗤うようだ
眠れない夜に