7th HopeのBlog〜五線紙のすみっこ〜

おもにボカロ曲・DTMの制作に関することなど

抹茶ラテと小さな嘘(帷子ノ辻で乗り換えて その2)

 

はじめに

この記事はこちらの記事の続編です:

7th-hope.hatenablog.com

 

歌詞はこちら:

7th-hope.hatenablog.com

 

そういえば英文タイトル

前回書き忘れたのですがこの曲「帷子ノ辻で乗り換えて」の英文タイトルについて

YouTubeは海外からのアクセスも多いので英文タイトルも併記しているのですが
この曲は Katabiranotsuji Rendezvous としています

曲名を直訳すれば Katabiranotsuji Connection あるいは Katabiranotsuji Transfer あたりが順当ですがそれだとなにか味気ないので…

rendezvous(ランデブー)は「待ち合わせ」という意味なので歌詞の内容とは異なるのですが
この曲の歌詞のその先の展開として、月に託した願いが届いてそんな未来が訪れるのもいいかな?という想像or願望を込めてあえてこうしました

 

舞台は嵐山へ

抹茶ラテと小さな嘘

さてこの曲の2番では嵐山の駅に着いてカフェに向かいます

いつもと違う 駅に着いた 午後6時
人混み抜けて
お気に入りのカフェ 抹茶ラテ お砂糖抜きで
背伸びしてみたけど そんな苦くない
泡の向こうに月が ホラ昇る

動画に使ったこの写真は投稿のおよそ一週間前、もう動画つくり始めねば…というギリギリの時期に撮影したもの

場所はeX cafe(イクスカフェ)という嵐山エリアではたいそう人気のあるカフェというか甘味処…私が行ったのは平日の夕方、閉店時間に近かったこともあってすいていましたが曜日・時間帯によっては満席となることも多いです

ちなみに対応してくれたスタッフさんがとても可愛らしい方でした♪(≧∇≦)\( ̄▽ ̄;)オイ

 

ただ動画のこのシーンには嘘が含まれていて…

この抹茶ラテはお砂糖抜きではないのです(爆)

 

..............嵐山でお砂糖抜きの抹茶ラテが味わえるお店を知ってはいるんですが (ゴニョ

 

そこはコロナ禍の影響で長期休業していて
この日以外にも何度か嵐山へ足を運んだのですが入店かなわず (-_-);;;

 

ひょっとしたらこちらのお店もお願いすれば砂糖抜きにしてもらえるのかもしれませんがそこは未確認

 

嘘ついでに(?)もう一つ白状すると

歌詞のとおり午後6時に嵐山の駅に着いてからこちらのお店に行っても入れません…6時閉店だからです(たしか5時半ラストオーダー)

 

ただ、歌詞が午後6時なのには理由があって

一年に一度きりの
ストロベリームーンの夜
今夜はだから
帷子ノ辻で乗り換えて 寄り道して帰ろう

こう歌ってますが「ストロベリームーン(※)」というのは「6月の満月」のこと

そして今年、2022年の場合ストロベリームーンは6月14日
夏至も近いこの時期は日没時刻は遅くそして月が出る時刻も遅く

こよみの計算 - 国立天文台暦計算室 によれば2022年6月14日の京都は日没時刻が午後7時12分、そして月の出は午後7時14分

なので抹茶ラテを味わってから満月に願い事をするなら午後6時に着くくらいが自然…
さらに付け加えるならば当初想定していたお砂糖抜きOKのお店は午後7時閉店なのでここだったら無問題…

とまぁほとんどの人にとってはどうでもいいことに関しての言い訳でした

 

(※)野いちごの収穫時期にあたるためこう呼ばれるらしく、べつにいちごのように赤く見えるとかではありません; なおストロベリームーンには恋を叶えてくれるという俗信があったりもします

 

そして渡月橋

歌詞では抹茶ラテをいただいたあと橋の上から月にというか月光の道(水面に反射する月の光)に願い事をします

月のほとり 橋の上から
月光の道に願いかけたら
振り返らずに駆け出す

このシーンは抹茶ラテの翌日ふたたび嵐山に出向いて撮影したもの…ちょうど満月しかも快晴だったのでラストチャンスでした(前日は雲が厚くて撮れなかった)

曲の中では特に明言してませんが嵐山の駅の近く、桂川にかかる渡月橋(とげつきょう)です

 

暗いうえにそもそも橋の上から撮ってるので動画には橋自体は写ってませんが嵐山といえばここ!的な感じでよく紹介されるこの橋です↓(こっちの写真は昨年9月撮影)

 

振り返らずに駆け出す」という一節にもいちおう意味があって
渡月橋には「渡る途中で振り返ってはいけない」という言い伝えがあるのです

 

嵐電の嵐山駅からみると渡月橋を渡った対岸、すこし歩いたところに法輪寺というお寺があります
法輪寺には「十三まいり」という伝統行事があってこれは数え年で13歳になった子が大人になるために知恵を授けてもらって厄払いをする、というものなのですが
お参りのあと渡月橋を渡り切るまでの間に後ろを振り返ったらせっかく授かった知恵を返すことになる

とまぁそんな言い伝えというか設定?がありまして

 

この曲では月に願い事をしたのであって十三まいりとはべつに関係ないのですが
渡月橋=振り返ってはいけない」というイメージからこのフレーズが生まれました

 

法輪寺の山門↓ 本堂はこの長い石段を登り切った先にあります(2019年1月撮影)

 

おわりに

ここまで読んでくださりありがとうございます
前回に続いて「帷子ノ辻で乗り換えて」の歌詞に関連するエピソードでした

楽曲の音楽面に関係する話は次回…次回こそ(たぶん

 

楽曲リンク

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